こんにちは!中の島キッズです。
今回はシリーズ『てるみ先生の療育ブログ』をお送りします。
主に午前の子どもたちとの療育についてのねらいや子どもたちの様子などを伝えていきたいと思っています。
1回目は「絵本の読み聞かせ」についてです。
中の島キッズでは「朝の会」、「お昼ご飯の前」、「帰りの会」と絵本の読み聞かせの時間を「3回」設けています。読む本を子どもたちが選んでくれることもあれば図書館で借りてきた本を読むことも多いです。数ある読み聞かせの効果の中でも特に以下の3点に重点を置いています。
♡集中力をつける
一般的にこどもが集中できる時間は年齢プラス1分と言われています。短めの絵本ならゆっくり読み聞かせしても2分弱です。療育中に3回も静かに本を聞く時間があると、最初は絵本に注目できなかった子どもたちも徐々に興味を示し、3回とも静かに聞く事ができるようになります。
♡語彙量を増やす
中の島キッズの子どもたちは「だるまさんが」(作 かがくいひろし 発行所 ブロンズ新社※)のように同じフレーズのくり返しのある絵本が大好きです。つるつる どてっ、きらきらなど物事の様子やわんわん ニャーニャーなど生き物の声を言葉で表現したものが多いと子どもたちも口にしやすいためくり返し読んでいくと自然と一緒に口ずさんでいくようになります。そのうちだんだんと短い物語も聞けるようになっていき、「おおきなかぶ」(A.トルストイ再話 訳 /内田 莉莎子 画/佐藤忠良 発行所 福音館書店※)の文章を覚えて暗唱できるようになっています。
♡想像力を伸ばす
「もこもこもこ」(作/谷川俊太郎 絵/元永基正 発行所 文研出版※)は語感と絵がシンプルながら自由に想像力を膨らませられる絵本です。また例えば泣いている子どものお話を聞いて「どうして泣いているんだろう」と想像することは相手の立場や気持ちになって考えることにつながりとても大切です。
かわせみでは、子どもたちの成長に合わせて療育を考え活動しています!!絵本が大好きだからこそ子どもたちにもたくさんの絵本を読んであげたい!そういう思いをこめて・・今日も、どの本を読もうかな?(*´∀`*)(笑)
※発行元に著作権使用確認済み